以下の記事において、電気とは「原子に与えられた力によって電子が動き出すこと」であることを示しました。
本記事では、電子を動かすための”原子に与えられる力”とは何なのか、電気が流れる仕組みを調べた結果を簡単にまとめたいと思います。
目次
電子を動かすために必要な力 = ”電圧”
電子を動かすために原子に与える力が”電圧”です。
電圧は、電気を押し出す圧力のことであり、単位はV(ボルト)で表します。
電気を通す物質(電子が動きやすい物質:導体)に電圧がかかることで、電気を押し出す圧力がかかり、電子が動く = 電気が流れるということになります。
電気の流れを水の流れで考える
電気の流れは、水の流れに例えられることがあります。
電気と水の流れは、以下の通り紐付けをして考えることができます。
ー | 水の流れ(水流) | 電気の流れ(電流) |
流れるもの | 水 | 電子 |
流すための必要な力 | 水圧 | 電圧 |
上表のように、電気の流れと水の流れは同じように考えることができます。ただし以下には注意。
「電気」の流れの向きは、「電子」の流れの向きとは逆
これは、電子という概念よりも電流という概念が先に見つかった(定義された)ためのようです。詳細説明は割愛します。
なお、表中の通り、電流は“電気の流れ“のことを指しますが、一般的にはその“流れる電気“を電流と呼び、「電気が流れる」ことを「電流が流れる」と表現します。
電圧をかけて電流を流すイメージ
身近なもので、電圧をかけて電流を流すイメージを示したいと思います。
懐中電灯などで、ライトをつけることを例に、電圧をかけ電流を流すことのイメージは下図の通りです。
上図の通り、身近なところでは、電気回路に”電池をつける”ということが”電圧をかける”ということであり、この結果原子に力が与えられ電子が動く、すなわち電流が流れることになります。
まとめ
本記事の内容を以下にまとめます。
- 電圧とは、電子を動かすために与える力
- 電流の流れは、水の流れと同様に考えられる
- 身近なところでは、「電池をつける」 = 「電圧をかける」 → 「電流が流れる」
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