Webブラウザによる検索の仕組み

『インターネットで調べる』といった言葉の使い方をするように、インターネットでできることと言えば、まず初めに「何かを検索すること」だと思います。今回は、インターネットにおけるこの検索の仕組みについて、理解した内容を自分なりに簡単にまとめたいと思います。

目次

Webブラウザによる検索ステップ

まずは、皆さんがパソコンやスマホからWebブラウザで何かを検索するときの流れを整理し、そこで知っておくべき要素・用語について、情報の流れについてまとめたいと思います。

  1. Webブラウザを起動する
  2. 検索エンジンを開く
  3. 検索エンジに知りたい情報を入力して検索を実行し情報の一覧を表示する
  4. 検索結果として一覧・概要が表示される
  5. 一覧・概要から一番知りたい情報の項目を選択して表示する

覚えるべき要素・用語

ここではまず、Webブラウザによる検索の仕組みを理解するために覚えるべき、要素や用語についてまとめます。

Webブラウザ

そもそものタイトルにもある用語ですが、これは、インターネットで何かを検索したり、調べたりするときに必要な、パソコンに入っているツール(ソフトウェア)のことを指します。

例えば以下のようなものです。

  • Google Chrome
  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Safari

URL

インターネット上にはいろいろなサイト・情報(YouTube、Amazon、このブログなど、、、)が溢れていますが、それらの情報は世界各地に点在しています。また、これのサイトや情報は世界各国に点在するサーバの中に保存されています。

※サーバとは、24時間365日稼働し続ける高性能なパソコンと考えてもらえれば良いです。

私たちはWebブラウザを使用して何かを調べるとき、世界各国に点在する情報が保存されたサーバの中身を見に行くような動きとなります。

この“世界各国に点在する情報が保存されたサーバの中身を見に行く”ときに必要となるのが、インターネット上での情報の所在とアクセスの仕方を示したものであり、それが“URL(Uniform Resource Locator)“です。

下図は、Webブラウザの一つGoogle Chomeの例ですが、赤枠部分が“URL“を入力する箇所です。ここにURLを入力し実行することで、世界のインターネット上での指定のサーバの中身を見に行くことができます。

検索エンジン

WebブラウザにURLを入力すれば、自分が見たい情報が入ったサーバにアクセスできることが前述の説明にてわかると思います。

しかし、情報は世界各国に点在しています。巨大な図書館で、どういった本が、どこに存在するかを全て覚えておくことはできないように、インターネット上の情報が、どこにあるか、どのようなURLか、全てを覚えてはおくことはできません。

そこで重要な役割を果たしてくれるのが、“検索エンジン“です。

“検索エンジン”とは、自分が知りたい情報がインターネット上のどこに存在するかを探して教えてくれる便利サイトのことです。教えてくれるときは、候補をいくつも上げて教えてくれます。

図書館で言えば、自分が見たい本がどこかを知りたいときに、窓口の人に聞くと、「X階のXXエリアにあります」といった感じで教えてもらえると思いますが、その窓口の人が“検索エンジン”です。(今では窓口の人ではなく、何か端末を調べれば教えてくれると思いますが、それと同じです。)

インターネットにおける検索エンジンは例えば以下のようなものです。

  • Google
  • Yahoo!
  • Bing

ちなみに、この検索エンジン自体も 、インターネット上に存在するサイト・情報の一つです。例えば、googleであれば、Webブラウザで“google.com”というURLを設定すれば辿り着くことができます。

なお、例えばGoogleで「Rasberry Pi」と調べた時の結果は、下図の通りで、赤枠部分が、自分が知りたい情報のURLや概要になります。検索結果をクリックすると、そこに示されたURLのサーバに移動することができる、ということです。

Webブラウザの検索における情報の流れ

前述のWebブラウザによる検索のステップのうち、以下の3つのステップで、インターネット上での情報のやりとりが行われ、検索を実現します。

STEP1:検索エンジンを開く
STEP2:検索エンジに知りたい情報を入力して検索を実行し情報の一覧を表示する
STEP3:一覧・概要から一番知りたい情報の項目を選択して表示する

ここまでの説明内容を踏まえると、上記それぞれのステップにおけるデータの流れのイメージは、下図の通りです(あくまでもイメージです)。

まとめ

以上が、Webブラウザによる検索の仕組みについての説明となります。以下まとめです。

  • インターネット上の情報は、世界各国に点在するサーバに保存されている
  • Webブラウザは、インターネット上での情報に行き着くためのツール
  • 検索エンジンは、自分が知りたい情報のインターネット上の場所を教えてくれる便利サイト
  • 情報を検索したいときは、Webブラウザから検索エンジンにアクセスして、検索エンジン上に知りたい情報を入力することで情報を取得し、知りたい情報にたどり着く
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